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  • 東海大学救命救急医学 10の特色
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10の特色

豊富な症例数(外傷、中毒、熱傷の症例数は全国上位)

全国1,2位を争う高い評価(厚労省による全国救命救急センター評価)。
その理由は、圧倒的な症例数と潤沢な専門医数による戦略的診療体制にあります。

厚労省調査来院時重篤患者数(2014年度)

01 病院外心停止 257
02 重症急性冠症候群 205
03 重症大動脈疾患 102
04 重症脳血管障害 237
05 重傷外傷 743
06 重症熱傷 70
07 重症急性中毒 87
08 重症消化管出血 183
09 重症敗血症 153
10 重症体温異常 32
11 特殊感染症 42
12 重症呼吸不全 108
13 重症急性心不全 93
14 重症出血性ショック 19
15 重症意識障害 67
16 重篤な肝不全 4
17 重篤な急性腎不全 25

また主な特徴は次のとおりです。

  • ●外傷症例は日本外傷データバンクへの登録症例数は、2015年は816例で、全国の244施設中常にトップクラスの症例数です。
  • ●熱傷レジストリーでは、2011年からの累積登録症例数は265例であり、全国103の熱傷専門施設のなか5位の症例数です。
  • ●中毒症例に対しては、救命救急センター施設内中毒センターにおいて薬物・毒物血中濃度の定量測定が可能です。

表:2014年度中毒センターにおける分析実績

潤沢な専門医スタッフによる指導(20名の専門医)

以下のように20名の救急科専門医、さらに他科の専門医による潤沢な指導スタッフによる充実した研修体制が敷かれています。

  • ■研修プログラム統括責任者猪口貞樹
  • ■救急医学会指導医:3名猪口、中川、中島
  • ■救急医学会専門医:17名関、梅澤、本多、大塚、青木、若井、櫻井、辻、佐藤、澤本、三浦、平川、梅鉢、吉井、渡邊、平良、西野
  • ■他領域指導医・専門医猪口、大塚、青木(外科)、本多(脳神経外科)、大熊(神経内科医)、網野(循環器内科)、市村(精神科)
充実した設備(高度救命救急センター56床、中毒センター)

病床数はICU 22床、HCU 36床、その他に救命救急センター内に中毒センター、メディカルコントロール室、カンファレンスルーム、更衣室、シャワールームがあります。

  • 【救命センタースタッフ】医師27名、看護師150名、放射線技師3名、薬剤師2名、臨床検査技師1名、救急救命士(臨時職員)8名、事務2名(2014年度)

救命救急センター内放射線部門
(血管造影室よりMRI室まで)

ドクターヘリのパイオニア、洋上救急出動

1987年の開設以来、地域の救急基幹病院として、全国に先駆け「現場からの救急車を断らない医療」を実践してきました。救急患者、特に重症症例は一極集中的に当院へ搬送されるために、他に劣らない豊富な症例数を誇ります。

医療機関から離れた救急現場から患者を搬送し、重篤重症な患者の治療を適切に行える高度救命救急センターへ患者の集中化を進めるうえでは、救急車よりも機動力の高いドクターヘリの威力は注目すべきものがあります。

当院は1999年の厚生省(当時)の試行的事業よりドクターヘリのパイオニアとして活動を展開し、その有効性を証明し、それが現在のドクターヘリの全国配備の礎となっています。さらには海上保安庁や海上自衛隊と協力して、太平洋上で操業する船舶で発生した救急患者を救助する洋上救急など、プレホスピタルケアでも積極的に活動しています。

院内外科専門医プログラムとの連携あり

救命救急センターの外傷診療では、緊急手術が必要になる場合があります。このような場合に、救急医が開腹手術の技能を持ちあわせていると、時機を逸することなく救命することができます。救急科専攻医プログラムでは、合計3年間の専攻の間に、救急科プログラムを一時休止して、外科など他の専門医プログラムの研修を行い、外科の認定医を同時に取得することが出来ます。そして外科など他科の専門医を取得したのち、救急専門医プログラムを再開し、ダブルボードを取得することが可能です。

ハイブリッド型大学院は給与ありで学位と専門医資格を同時に取得

東海大学には「ハイブリッド型」大学院と呼ばれる臨床助手2種があります。
一般的な大学院では4年間、学費を支払って大学院に進学し研究を行い学位取得しますが、この間多くの大学院では臨床の業務も同時に行わなくてはならず、無給です。東海大学では、大学院に進学し、同時に臨床助手2種という身分で、研究と診療を同時進行で行い、その結果、学位を取得し、かつ臨床助手としての給料が支払われ、救急科専門医を取得できる画期的なプログラムになっています。

【最近の主な研究テーマ】

  • ■外傷・日本外傷データバンクにおける転倒外傷の研究
    ・転倒外傷患者の骨折を伴わない頚髄損傷における危険因子
    ・バイオマーカーを用いた外傷急性期における予後予測に関する研究
  • ■中毒・非循環作動薬の過量内服におけるQT延長の研究
    ・定量された危険ドラッグと臨床症状に関する研究
  • ■熱傷・Laser Doppler Imageを用いた受傷早期の熱傷創血流と上皮化予測に関する研究
自宅で図書館にアクセスし世界中のMEDLINE検索が24時間可能

日本救急医学会やその関連学会等が作成する e-Learning などを活用して病院内や自宅で学習する環境を用意しています。
特に基幹施設である東海大学には24時間365日オープンの図書館があり、多くの専門書と製本された主要な文献およびインターネットによる文献および情報検索が可能です。特に各自のパソコンを大学に事前に登録することで院内外からも自由にアクセス(ダウンロードも無料で可能)できます。

大学内365日24時間OPENしている図書館

大学教員、他救命救急センター、厚労省、
ハーバード大留学など更なるstep up可能な進路

多くは大学教員となり、後進の育成に当たります。
連携施設救命救急センター長をはじめ、地域の救命救急センターのスタッフ・海外留学(米国ハーバード大学等)・厚生労働省など、本人の希望により専攻医資格取得後もさらにSTEP UPすることが可能な多彩な進路が用意されています。
現在のスタッフは、他大学出身者約30%と出身大学に偏りがない、オープンな雰囲気も特徴の一つです。また後述しますが女性スタッフも約40%で、うち数名が育児もしている、女性も活き活きと働ける、そんな職場でもあります。

湘南エリア関連施設での救急車ワークステーション等多彩な研修

基幹病院の東海大学病院はじめとする関連病院群は神奈川県の風光明美な湘南エリアにあります。

例えば東海大学病院からは海側では江ノ島から大磯までがよく見渡せ、海まで海岸まで10q足らず、また富士山から箱根丹沢といった山側も豊かな緑が広がります。オフの時間にはサーフィン、あるいは箱根へドライブや温泉など気軽に行けます。もちろん都心からと違って渋滞なしでアクセスも容易です。
しかも車で東名高速を使えば都内渋谷には直近ICから40分ほど、小田急線伊勢原駅から新宿まで55分と都心までのアクセスも便利で、また横浜へも車で45分です。コンサートや展覧会、あるいは三つ星レストランでの食事へも気軽に行けます。

恵まれた環境で医学にまい進し、オフには自然へも都心へも一挙両得な場所、それが湘南エリアです。

ワークライフバランス重視のライフスタイル:オフは湘南でリフレッシュ、
子育て可能な女医支援プログラム

救急医はとかく過酷な勤務を強いられるものですが、東海大学病院高度救命救急センターが圧倒的な症例数に対応しながらも、スタッフが活き活きと活躍できるのは仕事に対するそれぞれの矜持とともに、常に理想的なライフワークバランスを目指しているからです。
現在のスタッフには結婚して母親になって、育児と救急医としてのキャリアを両立している者もいます。私たちは育児が必要な場合、外来で日勤のみ、という勤務調整も行います。男性であれ、女性であれ、家庭と仕事―その両立こそが「救急医」であるまえに「一人の人間として」あるべき姿であり、家族に愛情を注げない人は、医師としても患者さんに慈愛の心をもって接することができないと私たちは考えているからです。

基幹病院である東海大学病院高度救命救急センターではER勤務は3チーム制を敷き、3日に一度の24時間勤務で行っています。勤務時間が終了すれば可及的速やかにオフとして、十分な休養ができるように配慮しています。湘南の地を利用して、サーフィンしたり、あるいは最近注目されている大山をはじめ箱根にふらりと出かけるのも良いでしょう。もちろん、このオフの時間を利用して自主的な研修を行うことも可能です。
その他に夏季休暇など、私たちは積極的に休暇を取っています。年末年始は、救命救急センターは休診日にはなりませんが、その代り1〜3月の間に冬季休暇を取るようにしています。充実したオフを過ごせることは、充実した仕事をするためにも必要なことなのです。